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飲み会が思っていた以上にぐだぐだに長引いてしまって
終電はとっくに逃してしまっていた。

道路に寝て轢かれるのだけは勘弁だ。
仕方がないので勝手に駅に入ろう。
終電の終わった駅のホームはうすぐらい緑色の非常灯が灯っている。
明かりがついていると寝れない性質なので、どこか暗闇を探す。
そうだ、プラットホームの下なら確実に暗いだろう。
酔っていたのもあるだろう
私はためらいもなくプラットホームから飛び降りた
こんなところめったにないだろうなぁと思ったら
何か探検したくなってうろうろと歩き回った。

行き止まりになったので今度は反対方向に行ってみよう。

さっき歩いた地点を越えてどんどん歩く
すると、突然足元の空間がなくなってしまった。
背筋がゾッとしたが、なんとか落ちることは免れた。
手でさくってみると近くに手すりがあった。
落とし穴などではなく階段だったのだ。

階段があるということは
下に倉庫か部屋があるのかな?
と思いついでに降りてみる。

カン、カン、カンと鉄板の階段をゆっくり降りる。
何も考えずにただ降りていたから
最後の段だった場所も気付かずに
今度は地面があったのにビビった。
想像通りドアがあった。

ここなら比較的安心して寝れるだろうか
と思い冷たいドアノブをひねってみる。
もちろん開いているなんて期待はしていなかったが。

予想とは逆にドアノブは回りあけることができることができた。

とりあえず入ってすぐの壁を手探りで探し電気をつけた。

そこにはバケツと火バサミがならんでおり、
壁には作業着が何着かかけてあった。
部屋の隅にの棚には業務用のタオルのダンボールや洗剤
黒いゴミ袋が入っていた。
何かの用具室のようだ。

そろそろ疲れたここで寝ることにしよう
そう思って電気を消してドアにもたれかかった。


酒を飲んでいたから夢はなく深い眠りだった
・・・はずだった。
どれ位寝たかはわからないが、ふと急に起きてしまった。
ここはどこだっけ?
と一瞬考えたが思い出した。

酔いがさめたので知らない暗い部屋は不気味だった。
ドアを開け階段を駆け上る。

すでに通常の電気はついていたが、
上のホームには誰も人は居るけはいがない。
とっさに今のうちだと思ってホームに手をかけた、
やけに蛍光灯がまぶしいなと感じたのは一瞬でした。

結局、私があの部屋が何のためにあるのかがわかることはありませんでした。

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